WORKS

南松野の家

新しく便利なものより どこか懐かしく味わいのある家具や古く手仕事を感じるものに惹かれ 
pejiteさんやotroさんで一点ものの家具を購入しこの家に迎え入れることとなった
長い年月と人の手を経て味わいを増した家具は見ているだけで心湧き立つ魅力がある
この家具が新築にすんなり溶け込むように 建築素材や照明選びをし
リネンのカーテンからふりそそぐ光と風が融合して自然体で心地よい空間をつくっている
床面積は決して大きくないが 天井高の高低さや勾配を利用し 抜け感を確保している 
用途を決めない土間スペースの使い道が暮らしの奥行を広げてくれるように思う

 

Address:静岡県富士市
Type  :木造在来工法
階数 :地上2階
Year :2023.10
photo:真野 慶太